スイーツ革命

女性というものは濃厚で奥行きのあるねっとりとして食べごたえのあるスイーツが好きだと思う

もちろんスイーツに興味のない人もいるのはわかっている

 

甘いものが食べたくなるのは人生に甘い要素が足らないからだというのをどこかで読んだことがあって、その通りなのだろうなと思っている

これだけ世の中にスイーツが溢れていて自分へのご褒美としてスイーツを食べる人がどのくらいいるだろう?

 

 

 

ずっしりと食べごたえのあるスイーツは私には必要で、砂糖を控えているのでそんなときにオーツ麦とチアシードは味方になってくれる

甘みはフルーツや蜂蜜、デーツ、なつめで楽しめる

 

 

甘いものを摂るのをやめるのが健康的かなと思った時期もあったけれど、結局やめられなかったし、やめるように導かれているとも思えない

 

 

私は色々な食べ物にアレルギー反応が出るので、スーパーに行くと何を買えば良いのかとお店の中を何周もしてしまう

合わないものを食べると肌が痒くなったり指先が乾燥してきてそれでも食べ続ければあかぎれのようになってくる

皮膚の状態は内臓の状態を表すようだから内臓も荒れているのだろう

 

 

アレルギー反応が出ることを人に説明する必要があるときはなかなか大変で診断名があるのかと聞かれることが多い

何にアレルギーがあるかを検査したことはない

もう大人になったから自分で食べるものを選べるのだ

 

私の肌が荒れるのは食材そのものが合わないとき、調理方法が合わないとき、そしてストレスが多いときだと思っている

 

 

 

肌が荒れだしたのは小学生頃からだろうか

肌が乾燥して痒くなり洋服に着替えるときにポリポリ掻いていたのは小学校に入る前からだった

その頃から化繊の服を着ると痒くて肌が荒れ、荒れたところに化繊の繊維が引っかかり痛かったのを覚えている

 

 

今やっと食べ物で治せるとわかったけれどなんと複雑な道を歩んできたものかと思う

皮膚科で診てもらったこともある

肌が荒れる体質なんだと思い込んで保湿すること以外で治す方法を探さなかった

 

 

地球の70%は水で、身体の70%も水だそうだ

私は小学4年生の時からスイミングスクールに通わせてもらい、中学生の時には水泳部に入った

肌に水が触れているのが良かったのか、足のすね辺りとかいつも特に乾燥している場所はあったけれど、肌が荒れて困るほどではなかった

 

 

 

高校では水泳部があったけれど、少しずつ腹部にも肌荒れがでてきて水着になるのに抵抗感が生まれ、水泳部のマネージャーになってみたもののほとんど活動はしなかった

 

 

 

働くようになって時々オーガニックの野菜を自分で買うようになった

最初は何だか惹かれて買ってみて、肌の調子が良くなるように感じて売っているときにはオーガニックのものを買うようになった

 

 

 

親は肌が荒れるようなことがなかったから私の気持ちは理解できなかったようで、オーガニックの野菜を買うのは贅沢だと言ったりしていた

そんなわけで私は自分だけで自分の肌荒れに向き合ってきた

父親は晩年に病気を患い、オーガニック野菜が美味しく感じたようでたくさん食べていた

 

 

 

子供は親を含めて大人は全てを知っていると思うものだ

もし親が子供に自分は全てを知っている、または「教えてあげる」という姿勢で子供に向き合えば、子供はその観念を乗り越えるのに何年も費やすのだと思う

 

 

 

私自身は親が完璧でないことは知っていたけれど、無意識に親と同じ動きをしていることはたくさんある

 

 

 

 

バーバラ・ストライサンドの

繊細で感じやすいことは致命的なことではなく、俳優にとって敏感に察知することは良いことだ

というようなスピーチをずっと頭の片隅で覚えている

 

そのスピーチを思い出すと、食べ物にアレルギー反応が出ることも同じで

アレルギー反応が出る人がいることで食べ物の幅は広がり、アレルギー反応がでない人にも良い影響がでているのだろうと思う

 

 

 

食べ物で私の肌荒れは大分良くなったけれど、もっと良くなる生き方があるのだろう

親を見下すことなく、自分を見下すことなく、これからは自分に優しい道を歩んでいきたい

 

 

 

私は甘いものを食べている限り肌荒れは治せないのだろうと信じ込んでいたけれど

食べられる甘みもあると気づいたことは、私にとって革命的だった


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